取扱い業務

年末調整のご案内

冬の訪れとともに、年末調整の季節がやってきます。今年は主だった法改正等はありませんが、一年に一度の業務です。忘れている事やちょっとした不注意で年末調整の処理を間違える事も起こります。そんな事が起こる前に、事前の勉強や早めの準備に取り掛かって下さい。
下記には「平成22年分 年末調整チェック表」のエクセル版とPDF版をご用意してありますのでご自由にダウンロードして下さい。
また、当事務所作成の「年末調整チェック表」もご用意しております。こちらについては、ご希望の方は問い合わせから当事務所まで「年末調整チェック表希望」と本文に記載の上メールをお送り下さい。

当事務所では年末調整の代行も行っておりますので、年末調整に不慣れの方や未経験の方などいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡下さい。

年末調整チェック表

年末調整チェック表(エクセル版)xlsファイル xlsダウンロード(51KB)
年末調整チェック表(PDF版)pdfファイル PDFダウンロード(377KB)

当事務所年末調整チェック表

当事務所年末調整チェック表
ご希望の方は問い合わせフォームより
本文に「年末調整チェック表希望」と記載の上メールをお送り下さい。

年末調整便り

1.保険料控除の証明書
2.年末調整と確定申告の違い
3.住宅控除の方法
4.障害者の年末調整
5.保険料の肩代わり
6.扶養の収入範囲
7.中途入社の年末調整
スタッフブログより転載。)

関連リンク

総務業務年間カレンダー
国税庁外部リンク
平成22年分 年末調整のしかた外部リンク

年末調整便り

スタッフブログより転載

1.保険料控除の証明書

総務の年末調整の業務は10月になると始まります。とは言え、まだやれる業務はありません。そうです、気持ちの準備が始まるのです。
でも、急に気持ちの準備をしようなんて思う訳ではないですよ。何かを見る事によって気持ちのボタンが押されるのです。
それは、各保険会社から送付される生命・損害の保険料控除証明書です。早い会社だと10月初めには送られてきます。
"年末調整に使うまでに時間が空いてしまって無くされてしまう"なんて方も多くいます。
皆さん気を付けて来るべき日までしっかり保管を。
ブログ掲載日 平成22年11月2日

2.年末調整と確定申告の違い

"年末調整"と"確定申告"の違いって何かわかりますか?
僕なりに違う言葉で表すのなら、年末調整は"(仮)"で、確定申告は"(決定)"です。

つまり、会社勤めの方はそこでの収入しかない事を前提に年末調整をするのです。しかし、これはあくまで"(仮)"です。"(仮)"なので、別収入や間違い又は訂正があれば確定申告で改めて申請が出来るのです。間違いがなければ自動的に"(仮)"が"(決定)"に格上げするだけなのです。
当然ながら、年金などを貰われている方は会社以外からの収入もある訳ですので確定申告が必要になるという事です。僕はそうやって覚えています。
ブログ掲載日 平成22年11月8日

3.住宅控除の方法

「住宅を購入した!」、「家の増改築をした!」または、「家をバリアフリー化した!」などを、年内で行った方がいればそれは年末調整で控除を受けられます。

但し、住宅の購入や、増改築した年には確定申告が必要です。これをする事によって翌年度から年末調整に添付する事が出来る翌年以後の年分の「給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書」及び翌年分の「年末調整のための特定増改築等住宅借入金等特別控除証明書」が税務署から送付されます。
気をつけなきゃダメなのが、前者の書類は「翌年以後」と書いてある通り数年分届きますのでずーっと大事に保管して下さい。
で、これも10月頃に送付されますので無くさないように気を付けて下さい。
ブログ掲載日 平成22年11月11日

4.障害者の年末調整

「障害を持たれている方」、この方は年末調整で報告する必要があります。これによって扶養人数の変更があるからです。しかし、自称ではダメです。当然ながら身体障害者手帳や戦傷病者手帳の交付を受けている事が必要ですから。

でも、様々な諸事情で会社には提出をしたくないという方がいれば、それもしかたありません。但し、そんな方でも確定申告だけはして下さい。これも忘れてしまっては源泉額や住民税の額も変わってしまいますから。
ブログ掲載日 平成22年11月17日

5.保険料の肩代わり

学生の可愛い娘さんの国民年金を立替えて払われている、優しいお父さんがいらっしゃったら、その立替え金も年末調整で控除の対象になります。

ただし、いくら優しいお父さんだからと言って自己申告ではダメです。もちろん嘘をついた事がない正直者のお父さんでもダメです。

こんな事があったら、支払った事が分かる"領収書"や"証明書"をお持ち下さい。そうすれば、優しいお父さんは少しぐらい税金が戻ってきますから自分にご褒美でも出来ますよ。
ブログ掲載日 平成22年11月22日

6.扶養の収入範囲

一人暮らしの息子さんが、毎月アルバイトで12万円稼がれていたら?
同居している70歳のお婆さんが、毎月年金を15万円受給されていたら?

この方々は税法上の扶養にはなれません。
息子さんの場合の扶養の上限金額は131万円ですから、12万円×12ヶ月=144万円で超えていますし、お婆さんの場合は、159万円で15万円×12万円=180万円となり、やはりこちらもオーバーしてしまいます。
12万円のバイト代なんて本当に学業しているのと疑いたくなる金額ですよね。だからこそ、扶養に入れないのかな?
けど、頑張って働いて老後15万円の年金支給を貰えるようになったのに扶養に入れないなんて、こっちは可愛そうな気がしませんか?
ブログ掲載日 平成22年11月29日

7.中途入社の年末調整

「中途入社した従業員が、前職の会社の源泉徴収票をなかなか出してくれない」
このケース僕も年末調整の業務の中で一番多く経験しているかもしれません。
どこかに保管していたとしても源泉徴収票なんて小さな紙切れ1枚ですから無くす事だって大いにあります。また無くしたり貰ってなかったりすると、前職の会社に連絡を入れないといけないので気が引けると・・・

そうです、こういうケースは一筋縄ではうまくいかない事の方が多いです。なので、こう言う時はある意味腹を括って、「見つからなかったら、前職の源泉無しで年末調整します。なので、見つかったりしたら確定申告を"しっかり"して下さい。」なんて言った方が良いのかもしれません。

だって、年末調整は会社が知り得ている情報でしか出来ない事ですから。
ブログ掲載日 平成22年12月6日